甘いとは?/ キャッシュワン
[ 159] Amazon.co.jp: 甘い生活 デジタルニューマスター版: マルチェロ・マストロヤンニ,アニタ・エクバーグ,アヌーク・エーメ,アラン・キュニー,フェデリコ・フェリーニ: DVD
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甘い生活 デジタルニューマスター版出演: マルチェロ・マストロヤンニ, アニタ・エクバーグ 監督: フェデリコ・フェリーニ 作家を夢見てローマに出てきたものの、今ではしがないゴシップ記者に甘んじているマルチェロ(マルチェロ・マストロヤンニ)の遍歴。彼が大富豪の娘(アヌーク・エイメ)と一夜を共にし、帰宅すると同棲相手が自殺未遂。取材で知り合ったハリウッド・スター(アニタ・エクバーグ)にはさんざん振り回され、唯一のより所でもあった知的な友人は、子どもと一緒に自殺してしまう。ショックを受けたマルチェロは乱痴気パーティへと興じていき…。 空輸される巨大なキリスト像や、腐乱した魚など、シンボリックな映像を巧みに用いながら、現代ローマの狂気と紙一重の絶望的退廃が徹底的に描かれる、イタリア映画界の名匠フェデリコ・フェリーニ監督の秀作である。カンヌ国際映画祭グランプリ、そしてアカデミー賞衣裳デザイン賞を受賞。(的田也寸志) 60年のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、フェデリコ・フェリーニ監督の地位と名誉を不動のものにした傑作が「LOVE! シネマ2500シリーズ」に登場。倦怠と頽廃に満ちた乱痴気騒ぎを鮮烈にパノラマ風に綴り、人間の不毛な生き様を鋭く風刺する。 この映画は、バブル経済時代を知っている人にはとてもよくわかる映画ではないかと思います。なぜなら、これは「泡沫」といわれるほど豊かさのあり余った社会をスケッチした映画なのですから。 いつまでたっても大人になれない男、手当たり次第に男と寝ては倦怠に陥る女、大衆と結託して空騒ぎを演出し続けるマスメディア、誰もが劇中の人物であるかのようなリアル感の欠如、きらびやかな外面とスカスカの中身、心を病む生真面目な人々…。この20年間に私たちが経験してきたことばかりです。 モノクロ画面のなかで夜のローマは妖しく輝き、遊び人たちは甘い生活を貪っている。そして馬鹿騒ぎの夜が明け、白々とした朝の光が射してくる…。漂う疲労感と罪悪感、「どうせこんな享楽も長くは続かないのだ」といった感じの諦念。まさに今の日本人のためにある映画といっても過言ではありません。さすがフェリーニは天才です。1960年にすでにこんな映画を撮っていたのですから。 時代の流れに従って、人間が次第に堕落しつつあるという幻想。あるいは、新しいものが常に画期的であるという幻想を持っている人は、まずこの作品をみるべきだろう。人が過去より何も変化していないことに驚くはずだ。そして、映像表現に対する人間の創造力がCGなどの技術に寄らなくても可能であるということも。 発表当時極めて新規な題材であった、映画産業やマスコミ、そして中流階級のスキャンダルといった問題も、元を正せば極めて普遍的な題材であり、トルストイやドフトエフスキー、さらに過去の古典、フェリーニ自身の手で後に映像化される、ローマ時代の小説「サテリコン」にまで容易に遡ることが可能である。逆に言えば、将来映画産業やマスコミなどがもはや存在しなくなったとしても、この映画の普遍性が変化することはないだろう。 ウッディ・アレンも最近ほとんど同じ題材の映画を撮っている(ディカプリオがハリウッドスターの役で出てくる。本人そのまんまの役で)。 そしてそれらを観るにつけ、この映画の到達点には中々達し得ないものだとも思う。 この映画では、多くの問題がそうであるように何も解決しない。 しかしながら、提示されている問題の切り取り方があまりに見事なので、人は何度となく、この映画を観ざるを得ないのだ。 「ピカソの彫刻のような映画」をイメージして作られたというこの映画。様々な挿話が断片的に構成されており、一見なんともストーリーに一貫性がないように感じられるのですが(しかし、それぞれの挿話が非常にユーモラスで、さっぱりわからなくても面白いです!)、そんなことはない!ということが、何度も見返してついにわかってきました。この映画、非常に巧みに再構成されたストーリです!それぞれのエピソードは主人公マルチェッロと様々な人物との関係性から成り立っているのですが、どのエピソードにも根底に意思疎通の困難さや裏切りといったものが流れており、「甘い生活」から幾度か脱しようとするマルチェッロがどんどん落ちてゆき、さらに「甘い生活」に逃避していく様子がわかります。一見難解な分、何度見返しても新しい発見がありますし、見れば見るほど、あ、なるほど、こういうことだったのね!ってことがわかるとともに、新たな疑問が沸き起こる…といった感じで、手元において損のないDVDだと思います。50年ほど前の映画ですが、今見てもとても斬新に感じますし、斬新すぎてさっぱり…と考える気すら湧き起こらないようなストーリーではなく、何度も見返して、どういう映画なのだろう…と鑑賞者に興味をひきつけさせ続ける点(私は今の時点でDVDを購入後10回ほど見返しました。でもまだ飽きないです。)、今更言うまでも無いのですが、フェリーニってやっぱりすごい監督だって改めて思いました。映像もきれいですよ。 この次期、ネオリアリズモからの転換を図っていたフェリーニは、自らの映画スタイル確立についてかなり迷っていたようだ。ライバルたちが次々と秀作を発表していく中で相当... 男女愛・親子愛・友人愛などの様々な愛のかたちを描いた作品だと感じた。そのどれもが満たされずに堕落していく人間の酷体が伝わってくる。理解できないのはマルチェロのイ... 人間の心のどこかを切り取ったかのような作品。誰もが、堕落と絶望をおそれつつも魅かれてしまうという部分はあるのではないか。それだけに普遍的な映画だと思う。... 華々しいアクションや話の展開がある訳ではないのに、不思議と約3時間という長さを感じさせない魅力がある。... ※ 「この商品について語る」では、「この商品について語る」ガイドライン等に基づき、評価の高低等にかかわらず、お客様の自由な投稿を掲載しています。商品のご購入の際はお客様自身でご判断下さい。 |
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