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[ 429] [V]: ブログもしくはネットでのマナーについて
[引用サイト]  http://vanillachips.net/archives/20050625_0014.php

そしてこうした初心者は小さなコミュニティを作って仲間内でしかブログを見ないケースが多いようだ。だから、彼らが無断リンク禁止、無断トラックバック禁止を掲げても、実際のところは(トラックバックスパマーと違って)ほとんど無害だろう。しかし、こうした人たちにも「ブログ界の常識」を教えこまずにはいられない、それどころかこうした人たちを敢えて探し求め、ネタにせずにはいられない人もいるようだ。
僕は「ネットマナー」とか「トラックバックマナー」などの言葉をブログ検索にかけて得られる結果のRSS を、はてなRSSに登録しているのですが、そこで見つけたこのブログ、僕がはてなブックマークに入れたためでしょうか、複数のブックマークがあり、 PASS制にされちゃいました。あはは。
話の流れとしては、むだづかいにっき♂というブログの管理者であるえっけんさんが無断リンク禁止を掲げるブログを発見し、それをはてなブックマークでブックマークしたところ、追従者が現れ、それに気づいた元のブログの方でアクセスをパスワード制に切り替えたと。そういうことである。
無断リンク禁止を掲げるのはブログの常識からすればおかしなことであるし、そのスタンスでブログを続けるのならば、パスワード制へ移行するのは遅かれ早かれ避けられなかったことだろう。しかし、ここで問題にしたいのは、そのプロセス及びその後のむだづかいにっきでの取り上げ方についてだ。
この流れを読んで、越後屋がブックマークしなければ、*****はPASS制にする事は無かった、越後屋ヒドイ!! コノヤロコノヤロ!! という人もいるかもしれませんが、正直な所、僕はとても良いことをした気分で満々です。*****は、ブログには直接リンクして欲しくない、自分の知らない所で、知らない人に勝手に見られたくない、という考えなのでしょう。しかしウェブの仕組上、普通に公開していて、そんな理屈は通らない。知らない人から見られるのがイヤなら、そうされない手段、つまりはPASS制にするのは、むしろ当然の行為です。
(注:むだづかいにっきの元の文章では*****の部分には当該のブログの名前が入っている。どうせむだづかいにっきの方に名前が出ているのなら、ここであえて伏せる必要はないのではという考えもあるかもしれないが、ここでの議論では個別の名前は不要と考え、伏せておいた)
むだづかいにっきは以前よりブログにおけるマナーについて論じており、トラックバックのことや、ブログにおける議論のマナーなどについて繰り返し言及している。またgooブログのグッドブログセレクションを受賞するなど人気や影響力もあるブログである。しかし、しつこくマナーを論じているわりには、マナーの本質を見失っているように思えてならない。
僕が考えるに、マナーの本質とは周囲に迷惑をかけないこと、不快感を与えないことである。えっけんさんがブックマーク(=リンク)したブログは、パスワード制に移行するにあたって、「ネット上における無断リンク禁止は不合理」ということに納得、もしくはそうした考えを理解したとは思えない。おそらく、不愉快に感じながら、仕方なくパスワード制に移ったのだろう。
たいして閲覧者もなく、影響力もない初心者のブログが「無断リンク禁止」を掲げていたところで、それがどれほどの問題であろうか。問題だとして、それでも個別のブログを見せしめ的に敢えて晒すことにどれだけ意味があるのだろうか。やっていることは弱いものいじめとたいして変わらないのではないか。「正直な所、僕はとても良いことをした気分で満々です」などと書いて、愉悦に浸っているところを見ると、そう感じざるを得ない。
もし、親切心から正しいブログのマナーを教えてあげたいのなら、もっと別な方法もあるだろう。コメント欄に書き込んであげればいいだけの話だ。そうしないのは、マナーを教えてあげたいのではなく、単に自分のブログのネタにしたいからなのだろう。しかし、どうしても自分のブログで論じたいとしても、個別のブログをあえて晒す必要はないはずだ。
むだづかいにっきというブログが、変わったブログ(むだづかいにっき的に云えば「アレなブログ」)を晒し嘲笑することを目的とし、それを公言しているのならまだしも、このブログのたちの悪いところは、大上段からブログのマナーを論じ、あたかも自分が正義であるかのように振る舞っていることである。
そして、「「ネットマナー」とか「トラックバックマナー」などの言葉をブログ検索にかけて得られる結果のRSS を、はてなRSSに登録」し、自分の基準から外れているブログを探し出し、相手のネットリテラシー/ネット文化への習熟度に対する考慮もなく、自分のブログのネタにして批判する。それも、ときには批判という名の嘲笑をだ。
これはどこかおかしくないだろうか? こういうブログがブログのマナーを論じることに、僕はいやらしさを感じる。
えっけんさんには、まずはここらを読むことをお勧めする。「やさしいマナーのコツを勉強するサイト」だそうだ。→週刊マナー美人
マナーを憶えるとうれしくなると共に、相手のマナー違反にも気がつくようになり、 しいてはそれを責めるようになったりします。
最後にリンクのことについて少し。リンクについて述べてある日本語の文書として、参照されることも多く、重要なものの一つは後藤斉さんのリンクについて「リンクは自由!」というページだろう。詳しくは本文を読んでいただきたいが、一部分引用する。
ウェブページは著作物の公表の一形態です(著作権法第四条 を参照)。ウェブページの作成は、著作物の作成一般と同じく、作成者の主体的な表現行為であり、その中での他のウェブページへのリンク行為も例外ではありません。したがって、表現行為一般が表現者の自由意志と良識と責任とにおいて行われることであるのと同様に、リンク行為はリンクを張る側の自由意志と良識と責任とにおいて行われるべきことであると、後藤は考えます。
リンクは自由であるが、そこには良識と責任が伴わなければならないはず。良識がなければ、それは嫌がらせにしかならないこともある。そのへんの認識がないまま、リンクは自由であると自分の権利ばかり主張しても、空虚だ。
今回の「無断リンク禁止」ブログの件のみならず、無断トラックバック禁止ブログ、BlogPetのことなど最近のむだづかいにっきの増長ぶりは目に余ると感じている。これは、自分自身のマナーを一度見直す必要があるのではという忠告である。
ブログのマナーについて常々論じていて、それなりに影響力のあるブログが、自分の観点からしてマナーがなってない(初心者の)ブログを見つけて(or探し出して)は、晒すかのように自分のブログで取り上げて、ブログ及びネットに対する相手の習熟度になんら考慮することなく批判(and/or嘲笑)する姿は見苦しい。
「ブログのマナーを論じるブログ」ではなく、「自分の基準に反したブログを嘲笑するブログ」であることを自ら認めたと受け止めてます。
インターネット世界全体を俯瞰すれば、脱中心的な構造と云えると思いますが、その中には無数のコミュニティがあり、コミュニティには中心があります。コミュニティの中にコミュニティがある場合もあるし、コミュニティとコミュニティが部分的に重なっている場合もあると思います。
ブログをやっている人たちすべてを含むブログ界というものを想定し、その中に特に、ブログそのものに強い関心を持つ人が集まった「ブログコミュニティ」というものがあると考えるとします。ブログコミュニティは当然、ブログやインターネットに詳しい人たちの集まりです。
このブログコミュニティはブログ界の中でも中心に位置し、ブログコミュニティの中でさらに中心に位置するのはアルファギークとかアルファブロガーと呼ばれる人たちでしょう。
そして、ブログ界全体を見渡すと、その周辺には最近になってブログ界に入ってきた、ブログ初心者の小さなコミュニティが無数にある。現在はそういう状況だと思っています。
むだづかいにっきというブログは、ブログ初心者にメッセージを発してるように見せかけながら、実は向いている方向がブログコミュニティの中心です。
それぞれのコミュニティには、コミュニティの内部だけで通用する言葉や作法があります。えっけんさんはブログコミュニティの言葉と作法でもって、その外部に位置するコミュニティの人に語りかけているのだから、メッセージが伝わるわけがありません。本人に自覚があるかどうかわかりませんが、もともと彼はブログコミュニティの内部にしか向かってないのです。ARTIFACTやことのはといったブログを好んで引用したがるのが、その表れと云えるでしょう。
彼のやっていることは実質的に、オープンで開放的なブログコミュニティを閉鎖的なブログ《ムラ》化する試みであると思います。異なるコミュニティの相手に、理解や納得をしてもらおうというのではなく、自分と相手の違いを際立たせようとしているからです。
もちろん「ひいては」と書こうとして間違えた可能性もないとは言えませんが、「しいては」でも意味は通じるので、それを明らかに間違いと断じるのはどうかと思いました。
ただ、「マナー」うんぬんというのは、実にいい加減なもので、これ、各個人が考えるマナーが、その人にとっては「絶対」なものなんですよ。
無断リンクをマナー違反にする人、無断リンク禁止がマナー違反、これ、どちらも正しいとは終えないですが、僕は、ネットの仕組上、後者の立場ですし、fudaさんもこれには同意ですね。
で、まじめな話、僕が記事にした事によって、件のBLOGが「知らない人からHPではなく、ブログにブクマクすることを拒否する」のであれば、Pingを飛ばしているのはおかしいと思うし、僕がブクマクするか否かに関わらず、早かれ遅かれHPのリンク以外からジャンプしてくる人がいる事には気付くはずなので、悪い事をしたという気分に放っていません。
「あいつはどうせ刺される運命にあったんだから、俺が刺したって罪にはならないだろう」というのと同じですね。
あとの方の意味でとらえれば、そうおかしいとも思いませんでした。少なくとも、明らかに間違っているとは言えないでしょう。
Pingを知らないでブログをやってる人もたくさんいるはず。相手のリテラシーの程度を考えないと全然通じないでしょう。
>僕がブクマクするか否かに関わらず、早かれ遅かれHPのリンク以外からジャンプしてくる人がいる事には気付くはずなので、悪い事をしたという気分に放っていません。
もし僕が同じ立場だったら、悪いことをしたとは思わないかもしれませんが、恥ずべきことをしたと感じると思います。
しかしながら、この後もしつこくえっけんさんを叩いても、事態は進展するよりは悪い方向に行くでしょう。叩くことが目的化すると意味がなくなりますから。
えっけんさんと同じ認識を共有できたとはまったく思っていませんが、多少の進展はあったことだし、そろそろ落としどころを見つけた方がよいと思っています。
「ブログっつーのはな、刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか」とか云って、殺伐を好む人も世の中にはいるようですが、僕はそうは思いません。やはり、和みって大事ですよね。
ところで、ROYGさんが使った辞書は広辞苑ですね。最近買った電子辞書に広辞苑が入っているので、自分も使ってます。広辞苑によると、「強いて」は副詞となっています。「しいては」がもし「強いては」だとすると、「は」は何でしょうね? なかなか日本語も難しいですね。

 

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